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2005年8月 9日 (火)

被爆60年の長崎で…

 広島につづいて、被爆60年めの長崎に身をおいている。

 ここ長崎では、僕のもっとも尊敬する被爆者の一人、日本被団協の代表委員でもある、山口仙二さんの被爆体験と核兵器廃絶の訴えを聞く機会をえた。

 国連軍縮特別総会の席で、被爆者を代表して「ノーモア・ヒバクシャ!ノーモア・ウォー!」を叫んだ、世界のthe Hibakusya ともいうべきあの山口さんだ。

 ほとんど毎年のように、山口さんの訴えを聞く機会を持ってきたが、今年は身体の具合が思わしくないらしく、椅子に腰をかけたまま、時々息苦しそうにしながらの発言だった。

 「核兵器廃絶の日まで、頑張りつづける」との山口さんの言葉に、胸がつまった。時間との闘いだとの思いを改めて強くした。

 山口さんは、いつも「被爆者は皆さんに支えられてここまで来た」と口にする。その言葉を聞く度に僕は心の中で叫び返す。違うぞ!僕たちこそが、被爆者の皆さんに支えられてここまで来たんだ!」と…。

 その後、谷口稜曄さんの姿もお見かけした。ちょうどこの記事を書きはじめた時、NHKが谷口さんの生き様に密着したドキュメンタリー「赤い背中―原爆を背負い続けた60年」を放送していた。多くの人に観てほしかったのだがどうだろう…。いつも物静かな谷口さん。今年5月のNPT再検討会議への要請のためのニューヨークに行きの無理がたたって体調を崩したそうだが、今年も穏やかな笑みを浮かべていた。

 今年もまた、広島・長崎で、幾人もの被爆者の方々とお会いし、その声に励まされ、その姿に胸を撃たれた。僕は、このためだけにでも、8月6日・9日の広島・長崎に身をおくだろう…。来年も、また。

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