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2006年2月 4日 (土)

さて、潮目は変わったか…?

 「去年のクリスマス以降ブログが更新されていませんよ!」とアメリカのロースクールに留学中の冨田ゼミOB(OG?)から、お叱りのメールをいただきまして。。。どうもすいませんm(_ _)m ご無沙汰しております。

 この年末・年始の数十日の間に、マンション・ホテル耐震偽装問題ライブドア&ホリエモン問題アメリカ産牛肉輸入再開&再停止問題防衛施設庁官製談合問題皇室典範改訂・女帝容認問題といろんな問題が噴出しているわけですが。。。そんなこんなで、昨年9月の総選挙の圧勝で磐石かと思われた小泉ライオンハート首相の足元がグラグラし始めているようにも見えるわけです。

 たしかに耐震偽装ライブドアの問題は、小泉構造改革の規制緩和と市場原理主義から芽生えたアダ花だし、米国産牛肉の問題は小泉政権の異常なアメリカ追随の結果もたらされたものといえるでしょう。また、官製談合の問題は小泉構造改革が見掛け倒しで、結局は政・業・官アイアントライアングルの利権構造には手をつけれなかったことの証しであり、皇室典範の問題はアメリカの要請に基づく郵政民営化では成功した小泉的手法が、こと天皇・皇室がらみの問題では通用しそうにないことを読みきれなかったという小泉首相の判断の甘さや驕りのあらわれなのかもしれません。

 「潮目が変わった!」という声がいろいろな方面から聞こえているわけですが、さて、本当に潮目が変わったのでしょうか?小泉政権に対するメディアの風向きは、たしかに変化してきているようだし、メディアを最大限に利用して獲得した高い支持率に支えられてきた小泉政権にとって、深刻なダメージが広がっていることは間違いないようですね。

 しかし、もともと小泉ライオンハート首相の任期は、今年9月までだったわけですから、政権末期的な状況が出てくるのも無理からぬことのような感じもします。半年後に政権を去ることが決まっている小泉首相に、いまさら媚びを売る必要もないわけですから。。。

 どうも僕には、この1~2ヶ月の動きは、ポスト小泉をめぐる動きというか、もっとストレートにいうと、安倍晋三つぶしの動きなのではと穿ってみたくなるのですが、いかがでしょうか?麻垣康三とか言われつつ、ポスト小泉レースで、頭一つも二つも抜け出しているかに見える安倍晋三官房長官ですが、僕たちの窺い知れないところで、安倍晋三つぶしの包囲網が敷かれているのではないか。。。そういう権力をめぐる暗闘が始まっているのではないか。。。「潮目が変わった」というよりも、もっとドロドロとした「古典的」な権力闘争が密やかに展開されているのではないか。。。

 有名な「きっこの日記」や山岡俊介氏の「ストレイ・ドッグ」といった「裏」情報サイトを見ていると、少なくともライブドア耐震偽装の問題の裏には安倍氏とその周辺人脈の影が、社会の影とともに見え隠れするという暴露情報が目立ちます。これが本当だとしても、そうでないとしても、この時期にこうした情報が駆け巡るということ自体が、権力をめぐる暗闘の存在を暗示しているのではないでしょうか。。。また、皇室典範改訂問題は、もともと政治的・思想的には「日本会議」など皇室典範改訂反対派に近い安倍氏の立場をかなり難しいものへと追い込んでいくことになるはずです。

 もちろん僕自身は、ポスト小泉として安倍氏を支持するどころか、むしろ「安倍氏は勘弁!」という立場ですが、ドロドロの権力闘争の展開の中で、ライブドア問題や耐震偽装問題などが噴出しているのだとすれば、これらを「潮目が変わった!」といって、希望を持って眺める気にもなれない微妙な感じのする今日この頃です(←きっこ風w)。

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コメント

>冨田先生
 確かにライブドアや耐震偽造問題などの問題においては、
その事件自体の重要性から問題になっているというよりも、
ポスト小泉さんを巡る権力争いがあるというのは、
耐震偽造問題はともかく、ライブドア・ショックにおいて、
自民党現執行部が堀江社長を公認したことについて過剰に
問題視され叩かれているのを見ると、「本来は公認前から
問題になっていたならともかく、公認して落選したあとに
発覚したのに対して、やけに意味もなく批判が強いなあ」と
感じざるを得ない面があります。

 これがポスト小泉さんを巡る権力争いが背後にあるとしたら、
安倍さんなどを支持するかはともかく、国会の議論が、
国民不在のまま権力闘争の道具として行われているとすれば、
非常に問題だと思います。個人的には自民党の誰が次の総理に
なっても、仮に民主党政権ができたとしても、支持はできませんが、
こういった政争の道具としての国会討論やマスメディアの踊らされよう
を見ていると、議会制民主主義としての未熟さ、メディアの未成熟さが、
見せ付けられているようで、イヤですね。。。

投稿: ゆうと | 2006年2月 5日 (日) 04時14分

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