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2009年4月10日 (金)

冨田起草委員長のNPT講座 第1回

原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の機関紙『原水協通信』にQ&A形式のコラムの連載を行うことになりました。せっかくですので、このブログにも転載することにします。

Q.昨年の原水爆禁止世界大会が2010年5月のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて提起した国際署名「核兵器のない世界を」の運動が、日本国民1200万筆を目標に力強く広がりはじめています。世界大会起草委員長を務められた冨田宏治さんに、2010年のNPT再検討会議をめぐる情勢や、この会議のそもそもの意義など、いろいろとお聞きしていきたいと思います。

A.世界大会起草委員長の冨田です。よろしくお願いします。僕の前任者の安齋育郎さんが常々強調されるように「知は力」ですね。

 来年5月にニューヨークの国連本部で開催されるNPT再検討会議に「山のように署名を積み上げよう」と全国各地で急速に署名運動が広がりはじめていますね。

 そんな中で、今回の「NPT再検討会議は本当にチャンスなの?」とか、「NPTって不平等条約じゃなかったっけ?」とか、いろいろな疑問も聞こえてきます。確信をもって署名運動を広げていくためにも、NPTそのものや、5年に一度のNPT再検討会議、とりわけ来年に迫った2010年再検討会議が重視される理由について、しっかりとした「知」をもつことは大きな「力」となりますね。

 2010年の再検討会議は、はっきり言って、核兵器の廃絶を実現していく「絶好のチャンス」です。もちろん、このチャンスを活かせるかどうかは、世界諸国民の世論と運動にかかっていることはいうまでもないことですが…。

 このチャンス到来の背景には、10年ほど前、2000年NPT再検討会議での核兵器廃絶の「明確な約束」という歴史的な合意があります。また、2年前の1月、キッシンジャー元国務長官ら四氏の呼びかけから始まった、国際政治の世界での核兵器廃絶を求める声の「新たな広がり」が注目されなければなりません。そして、今年1月のオバマ新大統領の登場も見逃せませんね。

 こうしたあたりからお話を進めていきましょうか。

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